IPv6アドレスの表記方法
IPv6のアドレスは128ビットで表記されます.16ビットずつ8つのブロックに分けられ,ブロックはコロン(:)で区切られます.
大きくはアドレスフォーマットプレフィックス(nビット)とアドレス(128-nビット)に区切られます.
アドレスはFFEC:0001:0000:0000:0000:0111:0000:0001
のように表される.
IPv6アドレスは非常に長いため,圧縮表記法が用意されています.次のルールに則ってアドレスを省略することが可能です.
ルール1
16ビット区切りの先に付く0は省略可能.FFEC:1:0:0:0:111:0:1
のようになる.
ルール2
0のみのブロックが1つ以上続く場合は2つのコロンで省略可能.1アドレス中で1回のみ使用可能.通常はより連続する部分を省略する.FFEC:1::111:0:1
あるいはFFEC:1:0:0:0:111::1
となる.
アドレスタイプ
アドレスタイプ | 通信対象 | 説明 |
---|---|---|
ユニキャストアドレス | 1対1 | 1対1の通信で利用されるアドレス.1つのインタフェースを特定することができる. |
マルチキャストアドレス | 1対グループ | 1対多の通信で利用されるアドレス.複数のインタフェースに割り当てることができるアドレス.IPv6ではブロードキャストアドレスが存在しないのでブロードキャストの代替としても利用される. |
エニーキャストアドレス | 1対グループ | マルチキャストと同じく1対多の通信に利用されるが,全てのインタフェースには到達せず,グループの中で最も近いインタフェース(デバイス)とだけ通信し,それ以上は配送されない. |
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