Azure 仮想ネットワークは、Azure で利用可能な独立したネットワークアドレス空間です。仮想マシンなどのリソースを展開するために必要で、それぞれの仮想ネットワークは互いに独立しているため、標準では外部からアクセスされることはないプライベートな空間です。
作りたい環境
今回は WVD の共有インフラとデスクトップ用の仮想マシンを配置するために、以下のような仮想ネットワークを作成します。右下にあるユーザーが接続する先の仮想マシン等を配置する環境です。
仮想ネットワーク作成手順
Azure ポータルにて、[リソースの作成] から [ネットワーキング]>[仮想ネットワーク] をクリックします。
[仮想ネットワークの作成] ブレードで、作成に必要な項目を入力していきます。
- [名前]:(任意の仮想ネットワークリソース名)
- [アドレス空間]:(仮想ネットワークで使用するアドレス空間 CIDR)
- [IPv6 アドレス空間の追加]:未チェック
- [サブスクリプション]:(任意のサブスクリプションを選択)
- [リソースグループ]:(任意のリソースグループを選択)
- [場所]:(任意のリージョンを選択)
- [サブネット/名前]:(任意のサブネット名)
- [サブネット/アドレス範囲]:(アドレス空間の中からこのサブネットに割り当てるアドレス範囲)
- [DDoS 保護]:Basic
- [サービス エンドポイント]:無効
- [ファイアウォール]:無効
サブネットの追加
標準ではサブネットは1つしか作成されないので、サブネットを追加します。
[すべてのリソース]>[ネットワーク]>[仮想ネットワーク] をクリックします。作成した仮想ネットワークリソースを選択し、メニューから [サブネット] をクリックします。
上部の [サブネット] をクリックします。
[サブネットの追加] ブレードにて、サブネット作成に必要な情報を入力します。入力したら [OK] をクリックした作成します。
- [名前]:(任意のサブネット名)
- [アドレス範囲]:(サブネットに割り当てるアドレス範囲)
- [IPv6 アドレス空間の追加]:未チェック
- [ネットワーク セキュリティ グループ]:なし
- [ルート テーブル]:なし
- [サービス]:未選択
- [サブネットをサービス委任]:なし
サブネットが作成されたことを確認します。
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