スマートホーム構築編
前回の記事
前回はスマートホーム化にあたり,スマートホームの概要と現在の我が家の状況を示した.記録がてらRM mini 3とhomebridgeの導入方法を示しておく.
RM mini 3
まずはRM mini 3のセットアップから.
RM mini 3はかなり小型で軽い.電源はUSB給電で1Aあれば動く.ケーブルを繋いで起動すると青いランプが点滅する.
RM mini 3は無銭LANに繋いで操作しなければいけないのだが,対応している規格が2.4Ghzのみなのでそこは注意.
スマートフォンでe-Controlというアプリを操作してセットアップを行う.アプリを起動し,右上の「+」をタップして,”Add device”を選択する.(画像は例,すでに追加したリモコンが存在している状態)
デバイスを見つけるためにWi-FiのSSIDとパスワードを入力する.ある程度の時間待つとデバイスが発見されて登録される.もしスマートフォンの使用言語が日本語だと,ここで対応していないとの警告が出てアプリ上では操作できないらしい(?).今回は英語環境で試したのでアプリはそのまま使えた.
このアプリ単体でもリモコンの学習と時間指定によるタイマー機能,帰宅時や就寝時などシーンごとの自動化も設定できる.
デバイスが登録されると”Device list”からデバイスのMACアドレスが確認できる.
homebridge導入
今回主となるのはラズパイである.ラズパイにhomebridgeというhome kit対応のツールを通じてRM mini 3をHomeアプリなどから操作できるようにする.
GitHub – lprhodes/homebridge-broadlink-rm: Broadlink RM Mini and Pro plugin for homebridge: https://github.com/nfarina/homebridge
今回は以下のような環境で実施した.
- 機器:Raspberry Pi 3
- OS:Ubuntu 16.04
- npmインストール済み
まずインストールの中で必要になる開発ツールを準備しておく.
sudo apt-get install build-essential libavahi-compat-libdnssd-dev
homebridgeのインストールにはnodejsのバージョンが7.6.0以上である必要があるので現在バージョンを確認し,必要であれば対応バージョンのインストールを行う(今回は7.9.0をインストール).
sudo node -v
sudo n 7.9.0
homebridgeのreadmeに従って必要なツールをインストールしていく.
sudo npm install -g homebridge-broadlink-rm
sudo npm install -g homebridge
この後pingやarpコマンド,アプリなどを使ってRM mini 3のMACアドレスを調べておく.
homebridge起動
./homebridge/config.jsonに以下のような内容を記述して保存しておく.
{ “bridge”:{ “name”:”Homebridge”, “username”: “34:EA:34:40:XX:XX”, “port”:51826, “pin”:”031-45-123″ }, “description”:”Homebridge”, “platforms”: [ { “platform”: “BroadlinkRM”, “name”: “Broadlink RM”, “accessories”: [ { “name”: “Air-con”, “type”: “switch”, “data”: { “on”: “”, “off”: “” } } ] } ] }
この状態でhomebridgeを起動すると,Homeアプリ上でhomebridgeが表示される.
この”Default Roo.. Learn”を実行すると,RM mini 3が学習モードとなり,リモコンのボタンを押すとコマンドプロント上に信号が表示される.
この信号を先ほどのconfig.jsonに貼り付けて記述していく.
config.jsonに記述できるデバイスのtypeはいくつかあるのでGitをのぞいて書いていくといい.
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