自宅で ESXi on NUC を動かしてみた

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自宅で ESXi を構築してみる

個人のクライアントPCのRAMが 8 GBでスタンダードとなってきた昨今ですが,DDR4の価格下落ブームが到来し,自作PCにさらに大容量のRAMを積むタイミングが来たようです.

とは言ってもクラウド時代にブレードサーバーやらフルタワーケースを稼働させてファンの音で眠れなくなるようなことは避けたいです.そこで,今回は自作PCの中でもかなり敷居の低い NUC を使って作っていきたいと思います.

NUCって?

NUCは Next Unit of Computing の略称で,Intel が販売する自作 PC キットです.CPU とメモリ,本体ケースや電源がすでに組み立て済みの製品で,必要に応じて RAM やストレージを追加すれば動かすことができる代物です.

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小さくてもハイパワーな CPU を備えており,組み立ても楽チンなのでオススメです.

環境構成

今回構築する物理マシンは以下のパーツを使いました.NUC に電源コードがついていないようだったのでこちらも購入しました.

NUC:intel NUC ベアボーンPC BOXNUC8I7HNK
RAM:シリコンパワー 16 GB *2 SP032GBSFU240B22
SSD:SanDisk M2.PCIe 500 GB SDSSDXPM2-500G-G25

この NUC の特徴として,NIC が 2 つ付いていることがあります.ハイパワーで複数NICが筐体に搭載されているのでコンパクトなのです.ハイパーバイザーを動かすので,一応コントロールプレーンとデータプレーンを分けてみるのも面白いかと思いました.電気代がどうなるかは分かりませんが...

ESXi を構築する

物理構築

NUC を開封して筐体を開けます.小型のネジに注意して内蓋を取り外し,パーツを挿入します.内蓋を止めているネジがつぶれやすいので要注意です.スロットとして RAM が 2 枚,M2 の SSD が 2 枚ずつ入ります.

My VMwareアカウント登録

以下の URL から My VMware アカウントを登録します.個人メールアドレスでの登録で問題ありません.
https://my.vmware.com/jp/web/vmware/login

ESXiのダウンロード

以下のページから ESXi をダウンロードします.最新版が 6.7 でしたのでこれをダウンロードします.動作サポートされているかは他のサイトなどで事前に情報収集したほうがいいです.
ライセンスコードを控えておきます.アカウント画面から再度確認できるので忘れても問題ないのですが.
https://my.vmware.com/jp/group/vmware/evalcenter?p=free-esxi6

インストールメディア作成

ダウンロードした ISO ファイルをメディアに書き込みます.USB メモリなり、DVD なり好きなもので構いません.USB メモリのインストールメディアを作成する場合はフォーマットにも注意しましょう.作成ソフトはネットに転がっているものを適当に.
https://unetbootin.github.io

ESXiのインストール

インストールメディアを接続して NUC を起動します.F2 を押しながら BIOS に入れます.起動メディアを選択したら,後は基本的に画面に従うだけです.

インストール完了

インストールが完了すると ESXi が起動できるのを確認できます.ブラウザから ESXi の IP アドレスへアクセスして管理画面を表示します.管理 IP は ESXi にディスプレイを接続して直接編集します.

お家 ESXi の今後

NUC 筐体はテレビ前のスペースにおきました.前からあった無線ルーターと合わせて場所を集約したのでスペックの割にはかなりスッキリしていると思います.

今後はいろいろな仮想アプライアンスを試用で動かしてみようと思います。ESXi はライセンスが切れたら無償版ライセンスへ切り替えて運用していきたいと思います.

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